インタビュー Interview

桂田 徳子
営業企画部 桂田 徳子 Noriko Katsurada

心を揺らした横浜~函館クルーズ

中学1年生の時に横浜市主催の洋上セミナー、新さくら丸で6日間のクルーズに参加しました。船上から見た空と海だけの大パノラマに「あの水平線の向こう、その先に何があるのだろう」という言葉では言い表せない魅力にすっかり心を奪われました。リーダーの大学生や班のメンバーと寝食をともにすることで生まれる一体感も相まって、下船の時はメンバー全員で大号泣という一幕も。大学生になった時には、今度は中学生をサポートする側としてふじ丸に乗船する機会にも恵まれました。多感な時期に巡り合った体験のおかげもあり、ご縁あって旅行会社のクルーズ部に配属となりました。社会人になってから初めてプライベートクルーズで訪れたのは西カリブ海です。船内も寄港地もすべてが輝いていて、その感動を何かに残さなくては!との思いから、当時はメジャーではなかったフォトブックを作成しました。写真の選定からデザイン、フォント選びまで、感動を詰め込みました。

Rヨットが目指す世界観に興味を持ち

旅行会社時代には、乗船されるお客様からのパーソナルなリクエストに対応しながら、クルーズビジネスの難しさと楽しさ、豊かな人生を楽しまれている方々の「志向」に触れてきました。その後プライベートでは出産・育児とブランクがありましたが、Rヨットプロジェクトの話を聞き、あの洋上セミナーでの感動もよみがえり、再び船の仕事にチャレンジしてみようと思いました。Rヨットに興味を持った理由は、大型客船とは異なる上質でプライベートな世界観を目指しているところ。自分の時間を大切にするお客様、知らない旅先を訪れたいお客様に新しいクルーズのカタチをご案内する仕事に惹かれました。いつか子育てが落ち着いたら、船上でもお客様一人ひとりに寄り添う仕事もできたらいいですね。

様々な仕事に熱意を持って

お客様にSEFUの世界観を感じていただくウェブサイト、そして予約システム、二つの構築を進めています。旅を知り尽くしたお客様に選んでいただけるように、パーソナルタッチなサービスが提供できるよう取り組んでいます。Rヨットは新しい、生まれたばかりの組織ですから、仕事を進めるうえでマルチな対応も時には必要となります。知らないことも多々ある中で毎日チャレンジの連続です。「いい船をつくろう」という同じ夢に向かってメンバーが一丸となっているのも励みになっています。

プライベートの感動を船上でも

「山ガール」という言葉が世の中に浸透して久しいですが、私はどちらかというと「元祖登山女子」がしっくりきます。北アルプスを中心に剣岳、奥穂高岳などにも足を運び、夏山登山を楽しんできました。忘れがたいのは燕岳から常念岳へ縦走したときに見た大絶景です。まさに、雄々しくも神々しい山並みに心が洗われる気持ちがしました。最近は天体鑑賞がマイブームでしょうか。子供と一緒に、ISS国際宇宙センターの「きぼう」の通過や、望遠鏡で土星の環を見るイベントに参加して楽しんでいます。船上から見る星空はまた格別ですので、お客様にはプライベート感溢れるSEFUで天然のプラネタリウムを楽しんでいただきたいですね。